02025年仕様に向けてこりずにリライト中。
占い使い、というと「開運させることができる人」という考えをお持ちの方がいるようなので、それに対する私なりの回答です。
まず、「○○するのに適した時期」を使って行動するのは開運法と言えば開運法です。択日(イレクション)や恋愛運好調期にアタックする、といったものはこの考え方ですが、積極さに欠けると言われるかもしれません。でも、術理にかなっているのはこの方法論です。
だからこそ、「究極の開運術」として気学とか日本的奇門遁甲のような方位術を扱っている人がいると思いますが、私自身はそれは一種のドーピング程度の力しかない、と考えています。
たとえば、テストで偏差値59な人が偏差値61の大学を受けようとした場合=「努力はした、でも最後の神頼み的な使い方」は考えられます。
でも、偏差値35な人が偏差値70の大学を受けようとして方位術を使おうとしている人がほとんどではないのでしょうか。いわば「努力しないで一発逆転を狙っている」ようなものなのですが、それについては
こちらの 3分48秒あたりをどうぞ。もはやそれは占術がどうにかするレベルを超えています。むしろ「生き方」につながると思います。
実は、中国では奇門遁甲はほとんど卜占(ホラリー)として扱われています。つまり、奇門遁甲で開運しようと考えたらその逆利用としての択日としての使い方しか存在しないんです。
一方、最初から方位術として構築されている金函玉鏡で何とかするのは基本的にはありと考えています。でも、やっぱり「自分の持つ偏差値」という限界はあると思います。
ただ、自分が生まれ持った短所の影響を薄くする、逆に自分が生まれ持った長所を強くするという意味での「開運法」でしたらいくつか存在します。風水も「その家の持つ長所・短所を調整する技法」ですからここに含まれます。
明澄派や武田考玄さん系の「基本的大気造命」など喜忌をとれる四柱推命を援用した考え方がいくつかありますが、もしかしたらそれはこの意味での開運法に近いのかもしれません(私は上記理由から採用していませんが)。
また、気分転換に旅行する場合や引っ越す場合に、それが後々プラスに働くかもしれない方法もあるのですが、「そこに行くこと」ではなく「着いてからすること」が重要だったりします。
よく学生時代の友人とは「運使ったな」とかいう話はしましたが、この言葉の逆も成立します。ただ、方位取りだけすればいい、というわけでもないと思います。
人がやりたいことに適した時期に、適した方位を取らないとベクトルが発散してしまい何を満たしたいかがわからなくなるからです。
ただ、これを考慮しようとするとなかなかいい時期が巡ってこなかったりします。
それをするのでしたら、長所伸長・短所矯正としての開運法を用いたほうがはるかに建設的です。
ぶっちゃけたことを言うと、方位や日取りを気にしていたら社会人生活はほぼ不可能なので日常ではほとんど使ってません。
ってーか、下手な小細工より宿命という枠の影響のほうがはるかに強いです。
ただ、本当に人生の転機だ、と考えられる場合は使う場合はあります。