2019年4月30日
平成最後の日、ということで振り返ってみる
今日が平成最後の日ってことで、31年間を振り返ってみようかと。
ということでとあるワークショップで作成した年表を引っ張り出してはみたが、いろいろプライベートなことをすっ飛ばすと
平成元年(1989年):占星術に本気出し始める
平成06年(1994年):DTPの世界を体験する、占いライターデビュー
平成08年(1996年):インターネットの世界に触れる(阪井占星術研究所運用開始)
平成11年(1999年):位置天文学に本格的にはまる、性格類型論研究開始
平成16年(2004年):いろんな意味で人生の師匠に出会う
平成17年(2005年):なぜか本の前書きに名前が載る
平成19年(2007年):チベット暦がブームに→暦法全体の研究に手を出すことに
平成24年(2012年):海外旅行初体験(台湾で占いまみれになる)
平成25年(2013年):なぜか法律がマイブームに(ビジネス実務法務検定など)
平成29年(2017年):なぜか簿記→会計がマイブームに
平成30年(2018年):四柱推命の空亡に依拠したロジックになぜか各種触れるはめに
こんな感じか。書けないこともいっぱいあるけど。またこの間に習ったり独学した占術は数知れず。まぁ、そのようなことを仕事していたからというのもあるけど。まさか四柱推命を 5 流派チェックすることになるとは思わなかったさ(うち 4 流派は実際にそのロジックで読むことができる)。
時間の経過とともにいろいろ考え方も変化するので主専攻占術も揺らいではいるのですが、あくまでメインは「占星術」なのだと思う。ただ、最初は一般的な意味での「西洋占星術」だったけど気がついたらユーラシア大陸に伝わる各種占星術を見るはめになってしまった、という違いはあるけど。でも、ほかの占術もそれなりに面白いからやめられない。さらに位置天文学や暦法の世界が絡んでくることで横の広がりができたというか、別世界が見えてきた。これがあるから占術研究はやめられない。
たぶん、この31年間やってきたことの本質は変わっていません。ちょっと仕事の関係で脇道それたりすることもあったけど、私のコアコンピテンシーとでも言えるものは「占術研究」で、それ以外の要素はほぼすべてその派生形でしかない気がします。とはいえ、占術そのものに対する考え方も若干変わってきたのは事実で、いまの視点では「道具」「媒体」「思想」のみっつの役割を持っているのではないかと考えています。これについてはいままとめていますので別記事にしたいところ。
令和時代はおそらく前述した「ユーラシア大陸に点在する占星術の横断研究」がメインテーマになるのかな、と現時点では思っています。ほかにもいろいろやりたいこととやらないといけないことはあるけど、たぶん一番大きなテーマはこれかな。あとは最後まで残ってしまった手相をどうにかしたい。それと「次世代への継承」もそろそろ考えないといけないですね、いろんな意味で。
いずれにしても、これからも阪井占星術研究所はのんびり・ゆっくり歩んでいくでしょう。どこにたどり着くかはおそらく最期の瞬間までわかりませんが、「きれいな世界」であればいいな、と考えています。
投稿者:astsakai 09:13
2018年8月11日
[重要]常時SSL化対応について(方針変更しました)
うちのサイトで使用しているドメインが常時SSL対応できることになったため、以前出していた方針ががらっと変わりました(該当記事は取り消しました)。
2018年秋期四半期の任意の時点で、うちのサイトのアドレスが
http://astsakai.halfmoon.jp/
から
https://astsakai.halfmoon.jp/
に変わります。なお、メールアドレスは一切変わりません(めんどくさいうえにドメイン変更の必要性がなくなったため)。
今回の移行はサーバ設定だけになりますので、変更のアナウンスについては事後アナウンスのみとさせていただきます。
また、土日中心に移行実験を行いますので、一時的に疎通が不安定になることがあります。
......取ったドメインどうしよう。
投稿者:astsakai 08:02
2018年1月21日
2018年時点での「占星術やるならこの本読もう」(私見)
(2018/02/25追記:入荷待ちの本が届いたのでついでにレビュー)
不定期企画『この本を読めば一通りこの占術は分かる!?』の占星術編です。
これまたおすすめ本は別にあるのですが例のごとく絶版なのでいま出版されている本からセレクトしてみました。
まず、「この本を読めば大きくは外さない」だろう本がこちら。
さすがルネ研、と思わせる1冊。出生図の読解はもちろん、相性診断、時期運診断の基礎が書かれています。
いま出ている入門書で一番まとまっていると思われる本です。本当に0からのスタートでしたらこの本がおすすめ。
アスペクトと相性に関する記述は省略されてはいますが、占星術の大枠をつかむのには最適かと。あと生まれた時刻が分からない場合の対処法が明確に書かれているのも特徴的です。その意味ではこの本も導入にはいいかもですね。
次は本気で占星術に取り組もうとしたら絶対に読むべきだと思う本3冊。
※Amazonでは古書が出ているようですが出版社サイトではまだ絶版扱いしていないようなのであえて紹介します。
理系色が強いのは否定しません。
私自身が理系寄りなので受け入れやすかったのも否定しません。
いま振り返ってみれば一部間違いがある箇所があるのも否定はしません。
ですが、ネータル・ホラリー・マンディーン全領域に渡って概観できるシリーズ本なのである意味必読の本たちです。ほかにも全領域に渡る本はあるのですが、訳あってこのシリーズをおすすめするのは「手書きでチャートを書く」ことを体験してほしいから、という意味合いがあります。確かに日本ではパソコンでチャートを出せるようになって約25年になりますが、自分で位置天文学の本を引っかき回してフルスクラッチで占星術のソフトを書くようなことでもしない限り天体の動きを自分の目で体験することも占星術を勉強するには必要です。
あと「プロを目指すならチャートは5分で書けるようにになれ」と占星術の研究をはじめたころに言われたことも理由としてありますね。
やはり占星術のプロとして生きていきたいのであれば、天文暦はきちんと読めるようになってほしいものです(天文暦の入手方法は後述)。
で、問題はここから先で、教科書的なものは洋書しかないんですよ。例えばホラリーならこちら。
あとは細かい技法に特化した本だったり概観するには不向きだったりでして......。あ、この本たちは例外かも。
でも、「一番合っている本は自分で読んでみてしっくりくる本」なので、いずれにしても一度大きな書店で自分の目で確かめてみることをおすすめします。とはいえ本気で取り組むなら天文暦は必須ですが、いまならAstrodienstの「Swiss Ephemeris」でPDF版がダウンロードできるので、それを使いましょう。
投稿者:astsakai 20:10